CEO Interview 代表取締役社長 青木千秋

ビジネスで、
社会課題を解決する。

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Profile

青木 千秋 Aoki Chiaki / 代表取締役社長

1985年生まれ。大学時代からいくつものビジネス・サービスを立ち上げるシリアルアントレプレナー。古着業界におけるアービトラージのポテンシャルの高さに着目し、大学在学中に古着・アパレルの販売で起業。フリマや海外で自らバイヤーとして買い付けをするだけでなく、原宿や中野のアパレル店舗への卸業も営む。

大学卒業後、新卒でファーストリテイリング(ユニクロ)に入社。店舗運営に従事し、入社半年後の店長試験を全国1位で通過。また、アパレルの起業経験を活かした売り場づくりで、担当店舗が初月で全国840店鋪中TOP7位の売上達成率を記録。

その後、カードゲーム、スマートフォンゲームの開発などを手がけるブシロードに入社。営業マネージャーとして単月10億以上の売上を達成。また、開発プロデューサーとして、マーケティング、広報PR、企画全てを担当し、20,000人以上のイベントにおける物販責任者を務める。

実績が評価され、ブシロードのコンテンツ活用のためのMD会社であるブシロードクリエイティブ設立にかけ、代表取締役として抜擢される。資金調達、人員採用、事業計画等をゼロベースで行い、経営者としての経験・実績を拡大。

「テクノロジーによって旧態依然とした業界を変える」という理念に共感し、2017年5月にイタンジに入社。営業マネジャー、管理会社向けのサービスプロジェクトマネージャーとして、不動産賃貸管理会社向けに企画販売提案を推進。僅か2年でSaaSの単月売上を5倍に。2019年5月より同社執行役員に就任し、会社経営に参画。経営戦略、営業企画、新規事業開発を統括。

自分の力で新しいプロダクトを作りたいと考え、2021年にコスモテクノロジーを創業。不動産管理会社向けのオーナー獲得支援SaaSサービス「BAIZO KANRI」を作り、リリースして僅か半年で30社以上の顧客獲得に成功。そのサービスの新規性と独自性が評価され、2023年に上場企業へのM&Aを成功させた。

イグジット後の現在は、株式会社ゴエンアップで「国際競争力の低下」という日本の社会課題に対応するため、外国人採用と留学生支援のマッチングサービスを企画・運営。目標は、日本の魅力を世界に発信し、質の高い留学生や技能実習生を獲得することで、日本をもっと好きになってもらうこと。自社メディアやSNSを活用して、日本の文化や機会を広く紹介。しかし、外国人の受け入れは想像以上に多くの課題を伴い、特に、ビザ申請プロセスは複雑で、時には不正行為が発生することもある。これらの課題に対処するために、テクノロジーの活用を駆使して、プロセスの透明性と効率性を高めることに取り組んでいる。

プロフィール詳細
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日本で働きたいと願う外国人
外国人を採用したいと願う日本企業
それぞれの想いを結ぶ

私たちGoandup(ゴエンアップ)は日本で働きたいと願う外国人、そして外国人を採用したいと願う日本企業の想いを結んで、 ご縁に変えていけるサービスを提供していこうと考えています。

日本は人口減少から人手不足に直面し、働く外国人を目にすることは決して珍しいことではなくなりました。実際都内のほとんどのコンビニや飲食店で多くの外国人の方がいらっしゃいます。

既に人手不足を外国人の労働力でカバーされている場所が多いことが事実です。外国人とともに働く環境は今後より一般的になっていきます。

しかし、日本の法律や仕事を紹介するサービスは、外国人を雇用したいという需要に全く追いついていません。人手不足への対応がままならないままに、不適切なマッチングが生まれやすくなっています。

この状況を認識したことで、これまでの自分の経験から、社会として本当に必要とされているサービスを生み出す必要があるという使命感を覚えました。この「外国人採用」という分野での貢献は、単に外国人と日本企業のマッチングに関わる人々を幸せにするというだけでなく、将来的には社会にも良い影響をもたらしていくと思います。

まずは日本人と同様に適切なマッチングが当たり前となる仕組みで、本来のお互いの願いが上手く噛み合う世界をGoandup(ゴエンアップ)では目指していきます。

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労働力不足の今、
Goandup(ゴエンアップ)が
必要とされる理由

日本は少子高齢化が進み、人口減少という大きな問題に直面しています。人口減少に伴って生産年齢人口も減少して、他の先進国と比べてもその傾向は強い状態のようです。現在8割弱の日本企業で若手・中堅を中心に人手不足を感じていて、その多くの原因が十分な人数の採用ができていないからとされています。

定年は引き上げられ、女性の社会進出も謳われるようになっていますが、労働力の不足への対応としてシニア雇用や女性の活躍とほぼ同等の割合で外国人の採用が検討されているそうです。

外国人労働者数は近年急速に増加していて、人口減少に直面する日本は外国人に大きく期待しています。実際に入管法も改正されて、外国人労働者の受け入れの間口も広がってきました。

そんな状況であり日本で働きたいと願う外国人、そして外国人を採用したいと願う日本企業それぞれからのニーズがあるにも関わらず、それらを上手く結ぶことができていない。

その現状を変えるのがGoandup(ゴエンアップ)のサービスになります。

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単なるブローカービジネスでは
終わらない

私たちGoandup(ゴエンアップ)は、単に外国人労働者と日本企業をつなぐだけのサービスではありません。

私たちが目指すのは、異文化間の理解を深め、多様性を受け入れる豊かな社会の実現です。この大きな目標のために、日本で働きたいと願う外国人と、その機会を提供したい日本企業の間に立ち、架け橋となるサービスを提供しています。

単なる移民の受け入れは社会を混乱させることに繋がるので、入国前のきちんとした対応とその後のケアが必要不可欠です。

「Goandup Nihongo+」では、日本語学習の機会をオンラインで提供することで、世界中どこからでも、誰もが日本語を学び、日本での生活に必要なコミュニケーション能力を身につけることができるようにしています。

「Goandup Salon」では、外国人が日本での生活にスムーズに適応できるよう、生活情報、文化の違いへの理解、ビジネスマナーなど、多岐にわたるサポートを提供しています。日本社会の一員として受け入れられ、充実した生活を送るためには、これらの知識が不可欠です。

また、「Goandup School」を通じて、留学生が自分に合った日本語学校を見つけられるよう、豊富な情報と実際のレビューを提供しています。選択肢が多すぎて決めかねる留学生にとって、このサービスは、日本での学習生活の第一歩を踏み出すための大きな助けとなります。

そして、外国人採用のための「Goandup」というプラットフォームでは、企業と外国人労働者の間で最適なマッチングを実現することを目指しています。私たちは、企業が必要とするスキルセットと外国人労働者の能力がマッチするよう、細心の注意を払い、サポートしています。

外国人が日本での経験を通じて、日本をもっと好きになり、また日本社会が外国人をより受け入れることで、多様性と共生の価値を高めていけることを信じています。この相互理解と受容の精神が、日本の国際競争力を新たな高みへと導く鍵となるでしょう。

私たちは、ただの「貧乏な日本」から脱却し、経済的にも文化的にも豊かな国、世界中から人々が来たいと思う、住みたいと思う日本を目指しています。Goandup(ゴエンアップ)として、私たちが果たす役割は小さいかもしれませんが、一歩一歩、日本のGDPを向上させ、国際社会における日本の地位を高めていくことに貢献していきたいと考えております。