TOP > NEWS > 内閣府認証NPO法人、留学協会理事長の津吹氏に、外国人労働者をとりまく、”今”を伺うインタビューを行いました

SPECIAL INTERVIEW

外国人留学生を、日本で働く人財へ。
留学経験を活かす就業支援をしてあげたい—様々な留学生支援の指揮をとる内閣府認証NPO法人、留学協会理事長の津吹氏に、外国人労働者をとりまく、”今”を伺いました。

NPO法人留学協会 理事長
津吹一晴氏

特定非営利活動法人留学協会理事長。
海外留学アドバイザ-資格制度を創設するなど、様々な活動を通じ、海外留学推進のために尽力している。
特定非営利活動法人SOS総合相談グループ理事。
新宿区スクールコーディネーター

NPO留学協会とは…

ゴエンアップがその理念に共感し賛助会員として参画している、NPO法人 留学協会。 留学協会は、2003年5月に内閣府より認証を受け、留学アドバイザー・心理カウンセラー・弁護士などの各分野の専門知識をもとに、留学支援や、留学業界のあるべき姿の提言・それに伴う留学トラブルの相談等を行っています。2009年には法務省のADR(留学に関する民間調停所)の認定を受け、RCA海外留学アドバイザー資格試験も主催しており、約1,200名の資格取得者が国内外で海外留学アドバイザーとして活躍。 年間800件~1,000件の留学生の相談に対応している留学協会は、もともと日本から諸外国へ留学するアウトバウンド人材の留学サポートやトラブル相談に対応していましたが、日本へのインバウンド留学生の増加とともに、インバウンド留学生支援活動へも拡張しています。

特定非営利活動法人留学協会の2代目理事長として様々な国際交流、インバウンド・アウトバウンド双方の留学生支援の指揮をとる津吹一晴氏に、外国人留学生、そして、留学後に就業機会を求める留学生たちの現状についてお話しを伺いました。

日本への外国人留学生に生じるトラブル、どんなものがあるのでしょうか?

トラブルの内容は年々かたちを変えていますね。留学生の国別人数でいうと、2003年当初は中国人留学生が多く、その後、韓国人留学生が増え、いまはベトナム人留学生が増えていますね。  以前は中国人留学生が賃貸で部屋を借りるのも難しかったことから、1部屋に5人や10人という大人数で生活している学生も多くて。留学協会の会員である法人に、個別で賃貸借契約を結んでもらえるよう協力を要請しました。

近年特に増えてきているトラブルは、ベトナム人留学生が、学費や生活費を稼ぐためのアルバイトのために、就労条件が悪すぎるところに勤めてしまうケースです。

生活費・学費を稼ぎながら学校に通う学生も多いのですが、少しでも稼ぎたいという一心で、いわゆる3Kと言われるような、日本人が就労しない職場を選ぶ学生も少なくない。 悪条件なだけならまだしも、きちんとした手続きを踏まない斡旋業者など経由で不法滞在となってしまい、せっかく留学に来たのに国外退去しなくてはならなくなったりするケースもあります。

日本へ留学し、そのまま日本国内での就業を希望する方も多いのでしょうか?

そうですね。そして、日本語ができる人材は重宝されるので、インバウンド留学生への企業からの需要も高いと思います。 留学協会でも、インバウンド留学生の日本での就業支援として10年近くの間、セミナーを実施しています。時代によりプログラムの内容は変えていますが、6回のコースで、日本で就業できる基礎スキルが身につくような内容で展開しています。

経済産業省なども採用している、いわゆる“社会人力テスト”のようなテストを実施し、不足している能力を補うセミナーです。その方の能力のうち、日本で働くうえで何が足りないかを的確に掴んだうえで、ブラッシュアップの支援をします。 具体的には、時間の使い方だったり、日本の職場で仕事をこなしやすくするためのルールのようなものを学んでもらえる内容になっています。

留学協会では、事務局スタッフが日本語指導をすることもあります。

日本で就職活動をして50社落とされてしまったという留学生もいましたが、留学協会の日本人スタッフや周囲の日本人の友人と「とにかく喋る」を徹底して、日本語のコミュニケーション能力を向上させることができました。 技術系の企業を受験する韓国人留学生の方の、入社試験のための技術プレゼン資料の作成やプレゼンテーションの練習などもしましたね。その方は大手電機メーカーに就職できましたよ。

外国人が日本で就労する機会がますます増えると思いますが…

いまでは様々なリクルーティング企業が増えていますし、かつてより外国人が日本で就業しやすい環境にはなってきていると思います。 ただ、日本語でコミュニケーションが取れる優秀な人にとっては就職は容易ですが、日本語ができない人の就業機会も必要だと思っています。国籍に関係なく、優秀な人がフェアに選ばれるようになりますよね。以前は日本人採用枠と外国人採用枠と明確に分けられていましたが、もうそういう時代は終わったかもしれません。

海外人財が日本で活躍するうえでの今後の課題は何ですか?

これはインバウンド・アウトバウンド問わずですが、外国へ留学することで、ずっと自国のみで過ごしてきた人よりも能力的なアドバンテージが必ずあると思われるので、それを可視化できる方法を思案中です。 たとえば異文化・多文化を受け入れ理解する能力や、問題解決能力などは、留学経験者のほうが向上すると考えられますよね。

海外在住の方向けに、日本の常識や仕事上のルールを学ばせるプログラムを提供し、より日本でスムーズに就業できるような取り組みもできたらいいですよね。 ゴエンアップさんと、日本へのインバウンド留学生向けのオリジナルプログラムなどを作るのもいいかもしれませんね。

協会では就労ビザ取得のサポートもしています。日本語を学び、話せるようになってから日本に来て働くという健全なルートを作っていくことも私たちの役割だと思っています。

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